年収500万円・通院6か月なら、がんの自己負担は約97万円。がん保険は必要?

がんの治療費(保険適用分)は高額療養費制度で毎月の自己負担に上限がありますが、通院が続く月数だけ上限額がかかり続けます。さらに休業中の収入は傷病手当金でも満額は補われません。年収500万円・1か月の総医療費30万円(10割)の通院を6か月、休業90日という条件では、治療費の自己負担52万円と収入の減少46万円を合わせて、自己負担の目安は約97万円です。

年収別・自己負担の早見表

1か月の総医療費(保険適用分・10割)を30万円、通院6か月・休業90日とした場合の、年収別の自己負担額(治療費+収入の減少)です。

年収治療費の自己負担合計(収入減少込み)
300万円37万円62万円
400万円52万円86万円
500万円52万円97万円
600万円52万円105万円
800万円107万円176万円

※治療費の自己負担は高額療養費の上限額×通院月数(食事代・差額ベッド代は含みません)。収入の減少は傷病手当金(標準報酬日額の3分の2)で補われない差額です。

自己負担額と貯蓄の比較 計算機

年収・1か月の総医療費・通院月数・休業日数・貯蓄額を入力すると、自己負担の目安と、貯蓄でまかなえるかを計算します。

入力

通院での抗がん剤治療・放射線治療などの目安。分からない場合は初期値のままで構いません

自己負担の目安(合計)

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内訳

治療費の自己負担(高額療養費適用後)
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収入の減少(傷病手当金で補われない分)
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先進医療は全額自己負担

陽子線治療・重粒子線治療などの先進医療は公的医療保険が適用されず、高額療養費制度の対象にもなりません。技術料は全額自己負担で、治療内容によっては数十万円から300万円程度までかかることがあります。本ページの計算結果にはこの先進医療の技術料を含んでいません。先進医療特約が付いたがん保険であれば、この技術料も保障の対象になります。

がんに罹患する確率・生存率

国立がん研究センターの最新がん統計(2023年データ)によると、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性61.1%(2人に1人)、女性50.1%(2人に1人)です。年齢が上がるほど罹患する確率も高くなります。

一方で、2018年にがんと診断された人の5年相対生存率は男女計で64.8%(男性63.2%、女性66.8%)です。部位や発見時期によって差は大きく、罹患したら必ず長期の治療・休業になるとは限りません。

よくある質問

高額療養費制度があれば、がん保険は要りませんか?

高額療養費制度は治療費(保険適用分)の自己負担に上限を設ける制度で、通院が続く限り毎月この上限額がかかり続けます。加えて、休業中の収入は傷病手当金(標準報酬日額の3分の2)でしか補われず、満額は戻りません。これらを貯蓄でまかなえるなら、がん保険は必須ではありません。

先進医療にはどのくらい備えが必要ですか?

先進医療(陽子線治療・重粒子線治療など)の技術料は公的医療保険が適用されず、全額自己負担です。技術料は治療内容によって数十万円〜300万円程度まで幅があり、高額療養費制度の対象外のため、この費用は本ページの自己負担額には含めていません。先進医療特約の有無で備え方が変わります。

がんに罹患する確率はどのくらいですか?

国立がん研究センターの統計(2023年データ)によると、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性61.1%(2人に1人)、女性50.1%(2人に1人)です。年齢が上がるほど罹患率は高くなります。

がんと診断されても治る見込みはありますか?

国立がん研究センターの統計によると、2018年にがんと診断された人の5年相対生存率は男女計で64.8%(男性63.2%、女性66.8%)です。部位によって生存率の差は大きく、早期発見・治療開始のタイミングでも変わります。

参考・出典

(2026年10月1日確認)※本ページの計算結果は概算です。実際の治療費・休業期間は治療内容によって大きく異なります。正確な金額は加入する健康保険・医療機関にご確認ください。