住宅ローンの頭金・借入額の平均|フラット35利用者調査【2025年度】
住宅金融支援機構「2025年度フラット35利用者調査」によると、頭金(手持金)の平均は融資区分によって261.4万円(中古戸建)〜1,379.3万円(マンション)、借入額(機構買取・付保金)の平均は2,402.0万円(中古戸建)〜4,379.0万円(土地付注文住宅)でした。融資区分別の金額と、年収倍率・返済負担率をまとめました。
融資区分別の借入額と頭金の平均
住宅金融支援機構「2025年度フラット35利用者調査」(融資区分別集計表、全国)によると、所要資金(建設費・購入価額など)・頭金(手持金)・借入額(機構買取・付保金)の平均は次のとおりです。
借入額(融資額)が最も高いのは土地付注文住宅の4,379.0万円、頭金が最も高いのはマンションの1,379.3万円でした。所要資金に土地の費用を含まない中古戸建・中古マンションは、いずれも他の区分より借入額・頭金とも低い水準です。
頭金の割合は何割が目安か
上の表の頭金を所要資金で割った割合(頭金÷所要資金)は、注文住宅19.7%、土地付注文住宅9.1%、建売住宅10.2%、マンション23.5%、中古戸建9.4%、中古マンション16.4%でした。「頭金は2割用意する」という目安を耳にすることがありますが、これは平均値であり、土地付注文住宅や建売住宅のように1割前後の人が多い区分もあります。
頭金が少ないほど借入額が増える
頭金を減らせば手元資金は残りますが、その分借入額が増え、総返済負担率(後述)も上がります。頭金をいくら用意するかは、手元に残す生活防衛資金とのバランスで決めることになります。
年収倍率・総返済負担率・月の返済額
同調査による年収倍率(所要資金÷世帯年収など)・総返済負担率・1か月当たり予定返済額の平均は次のとおりです。
※注文住宅の年収倍率は「建設費の年収倍率」(土地取得費を含まない)です。他の区分は所要資金・購入価額全体に対する倍率のため、単純に比較はできません。
年収倍率は5.3〜7.8倍、総返済負担率は19.7〜26.4%でした。総返済負担率は年間返済額が世帯年収に占める割合で、金融機関の審査では年収に応じた上限(目安)が設けられています。実際にどこまで借りられるかは、この平均値ではなく個々の審査で決まります。
融資区分別の世帯年収
同調査の世帯年収の平均は次のとおりです。マンション購入世帯は1,040.6万円と他の区分より高く、中古戸建は580.4万円と最も低くなっています。
ご自身の年収が世帯全体としてどのくらいの水準にあるかは、世帯年収の平均で年代別・世帯タイプ別に確認できます。
住宅ローン控除・世帯年収を確認する
借入額の目安がわかったら、住宅ローン控除でいくら還付されるかは住宅ローン控除計算機で試算できます。また、上の表の年収倍率をもとに、ご自身の世帯年収からどの程度の借入が視野に入るかを考える際は、世帯年収の平均もあわせてご確認ください。
よくある質問
住宅ローンの頭金の平均はいくらですか?
住宅金融支援機構「2025年度フラット35利用者調査」によると、頭金(手持金)の平均は融資区分によって異なり、注文住宅839.8万円、建売住宅428.8万円、マンション1,379.3万円、中古戸建261.4万円でした。
頭金は何割用意すればよいですか?
同調査で、頭金(手持金)が所要資金に占める割合の平均は、注文住宅19.7%、建売住宅10.2%、マンション23.5%、中古戸建9.4%でした。「2割」が目安とされることもありますが、実際には頭金がより少ない、またはゼロで住宅ローンを組んでいる人も含めた平均です。
住宅ローンの借入額の平均はいくらですか?
同調査の機構買取・付保金(フラット35の融資額に相当)の平均は、注文住宅3,247.9万円、土地付注文住宅4,379.0万円、建売住宅3,485.6万円、マンション4,010.5万円でした。
年収の何倍まで住宅ローンを借りられますか?
同調査の年収倍率(所要資金や購入価額を世帯年収で割った値)の平均は、区分によって5.3〜7.8倍でした。ただし実際に借りられる金額は金融機関の審査基準や返済負担率で決まり、年収倍率だけで一律に判断できるものではありません。
総返済負担率とは何ですか?
年間のローン返済額が世帯年収に占める割合です。フラット35利用者調査における全国平均は融資区分によって19.7〜26.4%でした。金融機関の審査では、年収に応じた上限(目安)が設けられています。