世帯年収の平均は575万2千円|年代別の相場と共働きの場合
自分の世帯年収は世間の相場と比べて多いのか少ないのか、気になったことはありませんか。厚生労働省「国民生活基礎調査」によると、2024(令和6)年の1世帯当たり平均所得金額は575万2千円、所得を高低で2等分する中央値は451万円でした。この記事では、世帯主の年代別の相場と共働き世帯の実収入、世帯の手取りの計算方法をまとめました。
世帯年収の平均と中央値
厚生労働省「2025(令和7)年国民生活基礎調査」(所得は2024(令和6)年1月〜12月の1年間)によると、全世帯の1世帯当たり平均所得金額は575万2千円(前年比7.3%増)でした。所得金額階級別の分布をみると「200〜300万円未満」の世帯が13.5%と最も多く、平均所得金額以下の世帯が61.5%を占めます。
所得を低いものから高いものへ順に並べて2等分する境界値である中央値は451万円で、平均より124万円ほど低い水準です。「平均年収」は一部の高所得世帯に引き上げられやすいため、自分の世帯の位置づけを見るときは中央値もあわせて確認すると実感に近くなります。
高齢者世帯を含む全世帯の平均であることに注意
「全世帯」には年金収入が中心の高齢者世帯も含まれます。65歳以上のみ(または65歳以上と18歳未満の未婚者のみ)で構成される「高齢者世帯」の平均所得金額は336万1千円、それ以外の現役世帯は700万7千円と、内訳には大きな差があります。
世帯主の年代別にみた世帯年収
世帯主の年齢階級別に1世帯当たり平均所得金額をみると、「50〜59歳」が814万6千円で最も高く、次いで「40〜49歳」「30〜39歳」となっています。最も低いのは「29歳以下」の364万3千円でした。
世帯主が50代のときに世帯年収はピークを迎え、その後は退職などにより60代・70代で下がっていく傾向がみられます。世帯人員1人当たりでみても、50〜59歳(334万円)が最も高く、70歳以上(204万1千円)が最も低い結果でした。
共働き世帯の実収入
共働きで世帯年収を増やしている家庭も多くみられます。総務省「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」(確定値)によると、二人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入は1世帯当たり1か月平均653,901円(前年比名目2.8%増)でした。単純に12か月分に換算すると、年収ベースで約785万円になります。
この世帯の平均有業人員は1.81人で、世帯主1人だけでなく配偶者など複数の世帯員が働いて実収入を得ている世帯が多いことがうかがえます。ここから直接税・社会保険料などの非消費支出を差し引いた可処分所得は532,408円(月平均)でした。
実収入とは
実収入は、世帯主を含む世帯員全員の現金収入(税込み)の合計です。勤め先からの収入のほか、事業・内職収入、年金などの社会保障給付、財産収入なども含まれます。共働き世帯だけに絞った実収入の統計は公表されていないため、この金額は共働きに限らない勤労者世帯全体の平均です。
世帯の手取りを知る
世帯年収(額面)と世帯の手取りは別物です。額面から社会保険料・所得税・住民税を差し引いた金額が、実際に使える世帯の手取りになります。特に配偶者の年収が130万円・178万円などの「壁」を超えたり、勤務先の社会保険に加入したりすると、額面が増えても手取りの伸びが一時的に鈍る、または減ることがあります。
世帯手取り最適化シミュレーターでは、夫の年収を固定して配偶者の年収を動かしながら、夫婦それぞれと世帯合計の手取りをグラフで確認できます。1人分の手取りだけを知りたい場合は給与手取り計算機をご利用ください。
よくある質問
世帯年収の平均はいくらですか?
厚生労働省「国民生活基礎調査」(2025年調査、2024年の所得)によると、全世帯の1世帯当たり平均所得金額は575万2千円でした。所得を低いものから高いものへ順に並べて2等分する中央値は451万円で、平均より124万円ほど低い水準です。
30代の世帯年収の平均はどれくらいですか?
同調査で世帯主が30〜39歳の世帯をみると、1世帯当たり平均所得金額は646万9千円でした。世帯主が40〜49歳では761万8千円、50〜59歳では814万6千円とピークを迎え、その後は60〜69歳で617万円、70歳以上で405万円と下がっていきます。
共働き世帯の年収はどれくらいですか?
総務省「家計調査」(2025年平均)によると、二人以上の世帯のうち勤労者世帯(平均有業人員1.81人)の実収入は1世帯当たり1か月平均653,901円で、年収に単純換算すると約785万円でした。世帯主だけでなく配偶者など複数の世帯員の収入を合計した金額です。
40代の世帯年収の平均はどれくらいですか?
厚生労働省「国民生活基礎調査」では、世帯主が40〜49歳の世帯の1世帯当たり平均所得金額は761万8千円でした。世帯人員1人当たりでみると262万1千円です。
50代の共働き世帯は年収がどれくらい増えますか?
公的統計に「50代・共働き」だけに絞った世帯年収の集計はありません。世帯主が50〜59歳の世帯の平均所得金額(814万6千円)と、勤労者世帯(共働きを含む)の平均実収入(年換算約785万円、平均年齢51.0歳)はいずれも同水準で、配偶者の収入を合わせて世帯年収を押し上げている世帯が多いとみられます。