浄水型ウォーターサーバーとは?月額・天然水型との違い・デメリット(カビ・手入れ)・水道代
浄水型ウォーターサーバーは、水道水をタンクに注いで、フィルターで浄水した冷水・温水を出す方式です。ボトルの水を注文して受け取る必要がありません。公式サイトが公表している月額は、水道水を注ぐタイプで税込2,530円〜3,850円です。一方で、カートリッジ交換や手入れは自分ですることや、契約期間によっては解約金がかかることがデメリットです。このページでは、エブリィフレシャスとウォータースタンドの公式の表示を並べ、天然水型との違いと水道代の目安をまとめました。
浄水型ウォーターサーバーとは
水道水を原水にして、サーバー内のフィルター(カートリッジ)で浄水し、冷水・温水(機種によっては常温水)を出す方式です。エブリィフレシャスの公式サイトは、天然水を宅配する宅配型との大きな違いを「宅配水の受け取りの有無」と説明しています。ウォータースタンドの公式サイトも、水道水を使うので、お水の注文や保管場所、ボトルの交換がないとしています。
浄水型には、タンクに水道水を自分で注ぐ「給水型」と、水道の蛇口の分岐からつなぐ「水道直結型」があります。ウォータースタンドは両方を扱っています。このページでは、水道水を注ぐタイプ(エブリィフレシャスと、ウォータースタンドのピュアライフ S)の公式の表示を使います。
浄水できる物質は機種のカートリッジで違います。エブリィフレシャスは、ミニ・トール系のカートリッジが除去物質50種類、ライトが32種類と公表しています。ウォータースタンドのピュアライフ Sは、JIS S 3201の対象物質17項目に加えて、浄水器協会規格(JWPAS B.210)の対象物質(PFOS・PFOAを含む)を除去対象としています。
月額と契約条件(公式の表示)
水道水を注ぐタイプの2社の月額と、契約条件を公式サイトの表示のまま並べます。
| 項目 | エブリィフレシャス | ウォータースタンド ピュアライフ S |
|---|---|---|
| 月額(税込) | ライト 2,750円/トール・ミニ 3,300円/ミニ 特別カラー 3,630円/トール+カフェ 3,850円 | 縛りなしプラン 2,970円/3年プラン 2,750円/5年プラン 2,530円 |
| 月額に含まれるもの | サーバーのレンタル料・配送料・交換用の浄水カートリッジ代。水道代は別 | 交換フィルターの配送・故障修理・電話サポート・経年劣化時の本体交換。水道代・電気代は別 |
| 初期費用 | 初期手数料・配送料・出荷手数料・設置工事はなし | ピュアライフ Sの製品ページに初期費用の記載は見つからなかった。申込み前に公式サイトで確認 |
| 解約金 | レンタル契約後3年未満の解約は40,000円(不課税)。契約時の書面で金額が違うことがある | 縛りなしプランは0円。3年・5年プランは契約期間内の解約で40,000円・20,000円・10,000円(不課税、経過年数で変わる) |
| お支払い | クレジットカードの自動振替のみ | 個人はクレジットカード決済のみ |
出典:エブリィフレシャス公式サイト(料金プラン・よくあるご質問)、ウォータースタンド公式サイト(ピュアライフ S・よくある質問)。2026年10月2日確認。表は公式の表示を転記したもので、機種や契約条件を選ぶ基準を示すものではありません。キャンペーンの割引は含んでいません。
どちらも月額に水道代は入っていません。契約期間の縛りがあるプランは月額が安くなる分、期間内に解約すると解約金がかかります。ウォータースタンドの縛りなしプランは、解約金が0円です。
天然水型との違い
天然水型は、産地の天然水がボトルで届く方式です。ここでは、公式サイトで水の代金が確認できたオーケンウォーターを例にします。
| 項目 | 浄水型(上の2社) | 天然水型(オーケンウォーター) |
|---|---|---|
| 水 | 水道水を自分で注ぐ。ボトルの受け取りはない | 産地の天然水がボトルで届く(12L入り) |
| サーバー本体 | 月額に含まれる(月額2,530円〜3,850円) | レンタル料は無料(公式の表示) |
| 水の費用 | 水道代(下の「水道代と電気代」) | 天然水の代金。1本1,975円(税込、おトクプラン) |
| 24L使うとき | 月額は定額 | 2本で3,950円 |
| 120L使うとき | 月額は定額 | 10本で19,750円 |
出典:オーケンウォーター公式サイト(天然水・料金プラン・サーバー、2026年10月2日確認)。天然水の代金は、おトクプラン(3年契約)の公式表示の税込価格です。24Lと120Lは計算を見せるための仮の量で、「2本で3,950円」は公式の「月々3,950円〜」の表示と同じ金額です。10本分の合計は1本1,975円×10本の算術です。
浄水型は月額が定額で、増えるのは水道代だけです。天然水型は、使う水の量に応じて天然水の代金が増えます。使う量が少ないうちは差が小さく、飲み物と料理に多く使うほど差が開きます。どちらが合うかは、毎月の使用量と、水道水を原水にすることへの抵抗感で決まります。
デメリットと手入れ(カビの記載)
公式サイトに書かれているお手入れや交換の方法を、2社並べます。
| 項目 | エブリィフレシャス | ウォータースタンド ピュアライフ S |
|---|---|---|
| 水の入れ方 | 水道水を貯水タンクに注ぐ(床置きのトール・ライト、卓上のミニ) | 水道水を3.0Lの給水タンクに注ぐ卓上タイプ |
| カートリッジ・フィルターの交換 | 1年に1回(月間約100L使用の場合)。無料で届く。紺色ラベルのカートリッジは7ヶ月半に1回 | 12ヵ月に1回(1日7L使用)。無料で届く。工具なしで自分で交換 |
| 内部の衛生 | 「UV-LED」でタンク内を自動殺菌 | UV-LEDで注ぎ口やタンク内を自動除菌 |
| 自分でするお手入れ | 水洗いなどの簡単なセルフメンテナンス(方法は取扱説明書)。貯水タンクは食洗器を使わない | 簡単なお手入れをすすめている。給水タンクは取り外して洗える |
| カートリッジの配送の休止 | 原則できない(サポートセンターに相談) | 交換サイクルの変更は承っていない |
出典:各社公式サイトのよくある質問・製品ページ(2026年10月2日確認)。
公式サイトに書かれていることから、浄水型のデメリットとして押さえておきたい点は次のとおりです。
- 手入れは自分でする。UV-LEDの自動殺菌(除菌)があっても、両社とも簡単なお手入れをすすめています。エブリィフレシャスは、貯水タンクを食洗器で洗わないよう案内しています。
- カビについての公式の記載は、確認できませんでした。2社のよくある質問には、サーバー内のカビの発生についての記載が見つかりませんでした。オーケンウォーターの記事は、給水タンク式は水を抜いてタンクを乾燥させることが大切で、湿気が残ったまま密閉するとカビが発生しやすいと説明しています。
- 長期間使わないときに手間がかかる。エブリィフレシャスは2週間以内なら貯水タンクの水の廃棄、2週間〜1か月以内なら廃棄に加えて再開時の洗浄を案内しています。ウォータースタンドは、3日以上放置したらタンク内の水の入れ替えを推奨しています。
- カートリッジは止められない。エブリィフレシャスはカートリッジの配送の休止を原則受け付けていません。ウォータースタンドもフィルター交換サイクルの変更は承っていません。ウォータースタンドは、交換しないと性能が下がるとしています。
- 契約期間と解約金に注意する。エブリィフレシャスは3年未満の解約で40,000円、ウォータースタンドは3年・5年プランの期間内の解約で解約金がかかります。
- 試せない・返品できない。ウォータースタンドはお試しレンタルを行っていません。エブリィフレシャスは出荷後の返品を受け付けていません。
- 地域と支払い方法の条件がある。エブリィフレシャスは沖縄と離島など一部地域を除いて配送できます。ウォータースタンドも、離島などの一部地域で対応できない場合があります。支払いはクレジットカードのみです。
水道代と電気代
浄水型で増えるのは、水道代と電気代です。水道代は、令和6年度の総務省「地方公営企業年鑑」の公表値(家庭用・口径13mm・10m³)を、10,000Lで割って1Lあたりに直しました。
| 水道料金の水準 | 10m³の料金/1Lあたり | 月100Lの水道代 |
|---|---|---|
| 全国の中央値 | 1,595円/約0.16円 | 約16円 |
| 最も高い市区町村(福島県金山町) | 4,233円/約0.42円 | 約42円 |
| 最も低い市区町村(山梨県丹波山村) | 330円/約0.03円 | 約3円 |
出典:総務省「地方公営企業年鑑」令和6年度(kaishain の市区町村別の水道料金と同じ数値)。1Lあたりと月100Lの値は、10m³の料金から当サイトが割り算で出した算術です。10m³の料金には基本料金が含まれ、下水道使用料は含まれていません。サーバーのために増える水道代は、基本料金を除くと、この値より小さくなる場合があります。
エブリィフレシャスの公式サイトは、水道料金を1Lあたり0.2〜0.3円としています。ウォータースタンドの公式サイトは、東京都水道局の1Lあたり0.24円で、1日8Lを30日使っても約58円と説明しています。月100Lは、エブリィフレシャスの公式サイトがカートリッジ交換の目安に使っている使用量です。
電気代は、公式サイトが公表している1か月の値が、エブリィフレシャスで約401円〜約623円、ウォータースタンドのピュアライフ Sで446円です(測定条件は会社ごとに違います)。くわしくはウォーターサーバーの電気代は月いくら?にまとめています。
よくある質問
Q. 浄水型ウォーターサーバーの月額は、いくらですか?
A. 水道水を注ぐタイプでは、エブリィフレシャスが税込2,750円(ライト)〜3,850円(トール+カフェ)、ウォータースタンドのピュアライフ Sが契約期間のプランで税込2,530円〜2,970円と公表しています。どちらも水道代は別にかかります。キャンペーンや契約条件は変わるので、申込み前に公式サイトで確認してください。
Q. 水道代は、月にどれくらい増えますか?
A. 家庭用の水道料金(10m³)の全国の中央値は1,595円(令和6年度・総務省)で、1Lあたり約0.16円です。月に100L使っても約16円の計算です。エブリィフレシャスの公式サイトは、1Lあたり0.2〜0.3円としています。下水道使用料は含んでいません。
Q. 浄水型ウォーターサーバーは、カビが生えやすいですか?
A. エブリィフレシャスとウォータースタンドの公式サイトのよくある質問には、サーバー内のカビについての記載は見つかりませんでした。書かれているのは、UV-LEDによる自動殺菌(除菌)と、水洗いなどの簡単なお手入れ、長期間使わないときの水の入れ替えです。ボトル式のメーカーであるオーケンウォーターの記事は、給水タンク式は湿気が残ったまま密閉するとカビが発生しやすいと説明しています。取扱説明書の手入れの方法を守ることが前提です。
Q. 旅行などで数日〜数週間使わないときは、どうしますか?
A. エブリィフレシャスは、2週間以内なら貯水タンクの水を廃棄し、電源プラグは抜かず背面のスイッチも切らないよう案内しています。2週間〜1か月以内なら、水の廃棄に加えて再開時に洗浄します。ウォータースタンドは、原則3日以上放置したらタンク内の水の入れ替えを推奨し、未使用が10日未満なら冷温スイッチはONのままにするよう案内しています。
Q. 天然水型より、安く済みますか?
A. オーケンウォーターは、サーバーのレンタル料は無料で、天然水が12L入り1本1,975円(税込・おトクプラン)です。2本(24L)で3,950円、10本(120L)なら19,750円の計算です。浄水型は月額が定額で、増えるのは水道代だけです。使う水の量が少ないと差は小さく、多いほど差が開きます。どちらが安いかは、毎月の使用量で決まります。
Q. 賃貸でも使えますか?
A. エブリィフレシャスは、工事不要のため賃貸アパートやマンションでも使えるとしています。ウォータースタンドのピュアライフ Sは、コンセントに挿すだけで設置が完了する卓上タイプです。置く場所は、屋外や湿度が高い場所、熱源の近く、直射日光が当たる場所を避け、背面と側面は壁や家具から5cm以上離すよう、エブリィフレシャスが案内しています。
参考・出典
- エブリィフレシャス公式サイト(料金プラン・スペック比較表・よくあるご質問、2026年10月2日確認)
- ウォータースタンド公式サイト ピュアライフ Sとよくある質問(2026年10月2日確認)
- オーケンウォーター公式サイト(天然水・料金プラン・サーバー・コラム、2026年10月2日確認)
- 総務省「地方公営企業年鑑」令和6年度(水道料金)
※月額・料金・条件は、各社の公式サイトの2026年10月2日時点の表示です。キャンペーンや契約条件は変わります。申込み前に、公式サイトの最新の表示でご確認ください。水道代と天然水の代金は算術で、実際の請求額を予測するものではありません。